春の太宰府へ、若沖と梅をめぐる旅


太宰府にある九州国立博物館で2007年1月1日〜3月11日まで開催されていた特別展『プライスコレクション若冲と江戸絵画』を観に行ってきました。

この日は最終日。
人気のあるプログラムだけに大渋滞が予想されていたので、晴天だけれど強風の吹き荒れる中、友人を拾って早朝7時半に大分を出発し、高速を利用してゆらゆらふらふらと太宰府へ。
途中基山SAで大好きな仲良しの天神の同僚と合流。
道に迷いながらも(三人とも眠くてぼーっとしていて通り過ぎてしまった…)開館時間をちょっと過ぎた9時50分くらいに九州国立博物館へ到着。
すでにはじまっていた渋滞のなか、なんとか車を臨時駐車場に止めていざ若沖の絵に会いに!
とっても素敵なアートと梅を巡る春の太宰府デート(同行の友人は女性、同僚は男性だけど既婚者)になりました。

館内はすでに人の渋滞。
友人と同僚と離れないように手を握ったり、鞄掴んだり色々試しましたが途中何度かはぐれました。
美しい絵画に夢中で気付ば2時間も経っていた。
さすがにお腹が空いてきたので博物館のすぐ近くにある太宰府天満宮へ移動。

博物館と太宰府天満宮の間には色んな色の光に変化する動く歩道のトンネルで移動します。

太宰府天満宮の梅はちらほらといった感じで、人はまだ少ないようです。
お昼は本殿近くのお石の梅の香うどんをいただく。

そしてもちろん、名物の梅ヶ枝餅もいただきました。
あんこ好きの私にはたまらないおいしさ!
焼き立てで香ばしい。
「私の方がパリパリしてるような気がする。食べてみ」
という友人の言葉に甘えて味見などしてみました(笑)

そんな私たちを同僚の男性スタッフが私のデジカメを奪って激写したりして、笑いの絶えない楽しい旅になりました。
でも、この三人で一緒にどこか行くのも、もうすぐ終わり。
友人は間もなく青年海外協力隊の隊員としてエクアドルに旅立つ。
それまで、いっぱい思い出作りをしよう。
次は同僚の勤める事務所のある天神のオイスターバーで飲み明かす事を誓って本日の駆け足の旅は終わり。

最後に、博物館から駐車場へ戻る道を歩きながら見上げた空がとても美しくて、きっと一生忘れられないものになるんだろうな、と、ちょっとしんみりしながら二人の後ろをテクテク歩いていた。
淋しいけれど、友人の選んだ道だから、応援してあげよう。
帰ってきたらまたみんなでいっぱい会って、いっぱい話そう。

九州国立博物館
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