以前勤めていた職場の飲み会に呼ばれて、参加してきた。
いまだにみんなに可愛がられていて、色んなイベントや飲み会に辞めて半年ほど経つのに今でもよく呼ばれる。
今日は先日の駅伝大会の打ち上げ、ついでに工事が無事に終わったことのねぎらいの会。
今付き合っている彼とは、この職場で出会った。
だから必然的に職場の飲み会というと、素知らぬ顔で会わなければならなくなる…。
まだ、みんなには秘密。
言いたくないみたいだから。
酔っぱらったら油断していつもの話し方になってしまう恐れがあるので、背中合わせに座って、極力目を合わさないようにずっと隣の席の人と話していた。
2時間ほどで飲み会は終了。
そのまま先月結婚したばかりの女性と、先輩の男性と3人で二次会へ。
新婚の彼女の結婚生活を聞いているうちに、二人の今の結婚相手との出会いや、付き合いだしたきっかけ、そしてなぜ結婚に至ったのかなどと話が流れていってしまった。
先月結婚したばかりの女性は、もともと同じ職場だったのが、転勤で離ればなれになることになり、そのお別れの飲み会でたまたま同じ方向に帰ることになり、じつわ・・・。という風に自然につきあい始めたとのこと。
結婚した理由は、ただ一緒にいたいから。
今は何もしなくても、どこにも行かなくても、一緒にいるだけですごく幸せで楽しいと言う。
素敵だな。
先輩の男性は今の奥さんがたまたま職場にアルバイトで入ってきて、テニスの試合に参加したのをきっかけに二人でよく会うようになり、付き合うようになって、同じ家に帰りたくて結婚したそうだ。
どちらも一緒にいたいという理由に、なんか納得してしまった。
で、最後には私の方が尋問され、付き合っている人はいるけど…と、そこまでは話した。
でも、相手も、つきあい始めた時期も秘密。(付き合い始めた時期を言うと職場を辞めた時期なので絶対バレる…)
二人にしきりに結婚をすすめられてしまった…。
そんな風には、まだ考えられない。
長女だから、家継がないといけないしな…。
母を亡くして傷心の父を一人にはまだできない。

先輩の男性がダウンしてしまったので、二人と別れて最終バスで帰宅。
が、バスの中で熟睡してしまい、終点まで行ってしまった。
さらに終点すら通り過ぎて車庫目前まで乗っていた…。
で、起きたら場所がよくわからず、運転手さんに声をかけたら相当驚かれた。
「女の子をこんなところに捨てられん!」
と、言って運転手さんが家の近所までそのまま引き返してくれて、送ってくれた。
申し訳ない。
最近最終バスにも間に合わないくらい、残業続きで疲れてるみたいだ。
運転手さんにお礼を言って、近くに置いてあるチャリで帰宅。
自分の失態を情けなく感じつつ、深い穴に落ちるようにコトリと意識を失った。