朝、友人からランチのお誘い。
手早く家事を済ませ出発。
新しくできたモスフードサービスが提供する80℃というカフェ・キッチン。
バジルとクリームソースの生パスタを食べたのだけれど……。
味がない…。
はっきり言っておいしくない…。
友人が頼んだ蟹のトマトソースパスタも同様に味が薄かった…。
それを唯一喜んだのが友人の赤ちゃん。
一本一本指で拾い、ちゅるちゅると食べるのが楽しいらしく、すっかり夢中になっていた。
形には食べやすいはずの私の生パスタ(なんかニョッキみたいなネコの耳のような形のやつ)は首をそむけて拒否された…。
昼食後、赤ちゃんが眠ってしまったので帰宅。そのまま母の病院へ。
母の顔色が悪い。体調を聞くとかなり良く、1ヶ月ぶりにお風呂に入ったくらいだと言う。
原因は従姉妹だった。(母の姪になる)
従姉妹が流産しかかり、同じ病院の産婦人科に救急車で昨夜運ばれたという。その話を母の姉(従姉妹の母になる人)に聞き、昨日は眠れなかったという。
早速従姉妹の病室のある階へ行くと待合室に従姉妹の子どもと旦那さんのお父さんがいた。
消毒して病室へ入ると従姉妹と、従姉妹の旦那さんと、旦那さんのお母さんが泣いていた。
旦那さんと旦那さんのお母さんが気を利かせて席を外し、二人で話す。
「やっぱりな、赤ちゃんダメやったんや…。感染症起こして子宮を閉める手術ができんでな、安静にしちょったんやけど、赤ちゃん死んでしまったに…」
二人ともうるうる。
姉のように慕っていた大好きな従姉妹なだけに私自身もショックだった。
「女の子だったんだって。6ヶ月って安定期やろ?やから安心しとったんやけどなぁ…。あと20週やったのになぁ…」
本当に残念そうに、でも「自分の命が助かっただけ良かったと思わんとね…」と無理して笑う姿が辛かった。
「うちの家系は子宮弱い人多いから、あんたも生む時気を付けよな。流産したことのない人、うちの親戚に一人もおらんやろ?」
本当に、そうだった。うちの家系は必ず1度は流産するか、産後の肥立ちが悪かったりする。
母に従姉妹の状況を報告する。
母は2度(2回目は無理矢理持ち直したけれど)の流産経験者だけに、また機会があるわと言っていた。
従姉妹はもう生みたくないと言っていたけれど。
最近哀しいことばかりだな。幸せとは言わなくても、せめて泣かないで済む日々は来ないのだろうか…。