写真日記本棚 1

よく遊びに行く、てつむぎのーと(id:lum403)で見かけて面白そうと思っていたので参加してみました。
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本の重みで合板の棚がたわんでいますが、小川洋子さん専用本棚です。
全著作を集めているという訳ではないのですが、ハードカバーと文庫本両方かならず購入しています。
ハードカバーはとにかく出版されたらすぐ読みたいので発売日には必ず買います。同じ内容なのだから文庫本を買う必要はないと言われそうですが、何度も読み返したり持ち歩いたりするので必ず購入します。本を汚さないように大切に保管するような性格ではないのでかなりボロボロです。年季が入っている方が愛着が沸く方なので古書店仕入れた本もたくさんあります。
「妖精が舞い下りる夜」(ISBN:4043410026)がなぜか2冊あります。あまりに持ち歩いていたので行方不明になり、なくしたと思い再購入したら出てきたのです…。
小川洋子さんの作品は昔のモノになればなるほど絶版です。特に福武書店(現ベネッセ)の頃のものは出版社自体が倒産しているのでもう古本か図書館でしか会えません。ここにあるのはどうしても読みたくて色んな中古書店を探し回ってやっと手に入れました。
小学生の時に出合ってもう15〜6年ほど経ちますが、今でも一番好きな小説家はやっぱり小川洋子です。
一番端で見切れているのはツルゲーネフの「はつ恋」を小川洋子と中村幸子さんの二人がコラボした作品です。積読本ですが。
来月発売予定らしい「ブラフマンの埋葬」が待ち遠しいです。
現在の所の最新刊である「博士の愛した数式」(ISBN:410401303X)はかなりの評判のようですね。今までの小川さんの作品っぽくない暖かな希望のある作品でした。不覚にも泣いてしまったし…。でもこの作品から小川さんの作品を読んでみようと思う人はやめた方がいいかも…。かなり精神的ダウンを受けます。私自身、しばらくショートケーキやビーフシチューが食べられなくなったりしました…。大好きですが、かなり気分が乗らないと読めません…。
そんな小川洋子さん専用本棚ですが、中に金井美恵子さんの作品もひっそりと混ざっています。
小川洋子さんの愛読書ということでいっしょに置いています。でもいまだに読めずにいます。どうも金井美恵子さんの文体になかなか馴染めずにいます…。いつか読了したいです。
この中にもうひとつの愛読書、「アンネの日記」も含みたいのですが、枕元の夜寝る前に読みたい本棚に常にキープされているのでありません。
アンネの日記」はすごくおもしろくて、さくさくと読んでしまったのですが、最後の数ページがまだ読めずにいます。これで終わりかと思うとなかなか切なくて読めません。どんどん続きを読みたくなるすばらしい作品です。
まだまだ本棚が部屋中にちらばっているので少しずつ紹介していきたいと思います。